2020年06月17日
■講習概要
歴史教育は、近年大きく変わっています。知識注入型から自己考察型、児童・生徒の受動型学習から能動型学習への変化です。テーマにありますように、児童・生徒に能動型の学習を実施するための方法を考えます。また、歴史の基礎を踏まえつつ指導要領の改訂のことから最新の歴史学、考古学等の情報を先生方にお伝えします。
■講師
木村 清治(東京薬科大学生命科学部教職課程非常勤講師)
蒲生 眞紗雄(日比谷図書文化館古文書塾てらこや講師、新宿区富久町北遺跡発掘調査会文献調査員)
■講義内容
第1回 はじめに(担当:木村 清治)
歴史教育の基礎である歴史学の考え方や研究方法を再認識することの大切さと、学習指導要領と教科指導の関係を捉えることができる。
第2回 古代(担当:木村 清治)
日本の律令国家の成立の契機である大化改新を中心に、多角的な課題解決型学習の研究方法を身に付けることができる。
第3回 中世(担当:蒲生 眞紗雄)
生徒の史料・資料を見る目を養い、時代の変化を読み取る力を育てるような教科指導力を身に付けることができる。
第4回 近世(担当:蒲生 眞紗雄)
生徒に時代の転換点を理解させるような教科指導力を身に付けることができる。
第5回 近代(担当:蒲生 眞紗雄)
近代史の座標軸となる知識を踏まえた上で、現在との結びつきを考察する能力を培うことができる。
第6回 現代(担当:木村 清治)
経済恐慌から戦争への道を歩み、戦後は国際協調の中で発展した日本の有り様を、国際的な視点から考察する能力を養うことができる。
第7回 おわりに(担当:木村 清治)
講習全体を俯瞰して学びの経過をふまえ、まとめの意味で講習参加の意義を総合的に捉えることができる。
カテゴリ:講習内容